![](../assets/img-b/too.webp)
too の意味と用法
「~もまた」
“Me, too.”(私もです)という表現は、とても便利で使い勝手がいいフレーズです。
- A: I'm hungry.
(お腹がすいた) - B: Me, too.
(私もです)
上記の例文の me, too は I'm hungry, too(私も空腹だ)を簡単にしたものです。
I love you の you は誰?
“I love you.”(私はあなたを愛しています)に対して「私も」と返す時は、“Me too.” ではなく、“I love you, too.” か “You too.” にする、というのは、よく言われますね。
なぜこんなメンドくさいことになるかというと、you という代名詞があるためです。
you だと、誰が言うかによって、対象の人が変わってしまいます。そのため、me, too が使えません。
たとえば、I love cats.(猫が大好きです)なら、me, too でOKです。ただ you の場合、「Aさん」にとっての you は「Bさん」で、「Bさん」にとっての you は「Aさん」になります。
I love you とAさんがBさんに言えば、「私はBさんが好きだ」ということ。これに対し、もしBさんが me too と言うと、「私もBさん(=自分)が好きだ」になります。
![me tooのイメージ](../assets/img-b/me_too.png)
もっとも、ユーモアとしてわざとそう返すのは、ありでしょう。
「私も含めてください」
また、me too は、please include me also(私も含めてください)の意味でも使います。
- A: Mom, can my friends and I go to the water park?
(ママ、友達とウォーターパークに行ってもいい?) - B: Hey, me too!
(私も入れて!)
me-too(先行者を模倣した)
ハイフンでつないだ me-too は、「先行者を真似て追随した」という形容詞で、常に名詞を修飾します。「私もまた」という意味から発展したスラングです。
- The magazine ‘Hello!’ gave rise to a number of me-too publications.
(雑誌「Hello!」は、多くの模倣出版物を生み出した) - The bill would cancel funding for companies which produce me-too copies of existing drugs.
(法案は、既存の医薬品のコピー品を製造する企業への資金提供を取り消すことになる)
too が修飾するものは?
「~もまた」といっても、何と何が同じなのか、too が文末に来ると、意味が曖昧になったりします。
パターンA
- A: “I am an American.” B: “I'm an American too.”
(A「私はアメリカ人です」 B「私もアメリカ人です」)
上の例文では、Bさんは Me too(私もです)と言うこともできます。では、次の例文ではどうでしょうか。
パターンB
- My mother is an American, and I grew up in America. But my father is a Japanese. I'm a Japanese, but I'm an American too.
(私の母はアメリカ人で、私はアメリカで育った。だが父は日本人だ。私は日本人だが、アメリカ人でもある)
AとBどちらも、I'm an American too ですが、「私もまた」アメリカ人なのか、私は「またアメリカ人でもある」のか、2通りの解釈ができます。
前後関係からどちらの意味になるかは判断できると思いますが、too の位置を変えてもOKです。too は、文の最初の名詞(句)の後に来ることもできるので、
- I too am an American.
(私もまたアメリカ人です)
このように言うと、too が掛かっているのは I になり、「私もまた」の意味だけになります。
![I'm an American tooのイメージ](../assets/img-b/too_2.webp)
「あまりにも」
too は、程度が「あまりに~すぎる」という過度の意味でも使われますね。too~to…(…するには~すぎる)は定番表現です。
- The dress was too tight for me.
(ドレスは私にはきつすぎた) - She worries too much.
(彼女は心配しすぎる) - It's too hard for me to explain.
(それを説明するのは、私にとっては難しすぎる)
too の後に続くのは?
too の後ろには形容詞や副詞が単体で来るのが普通で、「too+形容詞+名詞」のようには言いません。
もし「ブーツが大きすぎる」なら、These are too big boots とは言わず、These boots are too big です。
- These boots are too big.
(これは大きすぎるブーツだ) - These are too big boots.
(これは大きすぎるブーツだ)
<too+形容詞+a+名詞 の場合>
ただし、フォーマルな英語表現の時は、「too+形容詞+a+名詞」の形になることもあります。a が付くことで、「too+形容詞」と「a+名詞」に分かれるイメージです。
- This is too complex a problem to be dealt with here.
(ここで扱うには複雑すぎる問題だ) - It was too expensive a desk for a child's room.
(子供部屋には高価すぎる机だった)
<too+many, much, little, few+名詞 の場合>
また、形容詞が much、many、little、few の時も、「too+形容詞+名詞」の語順になります。
- I was making too many mistakes.
(私は間違いが多すぎた) - Too few people nowadays are interested in literature.
(今では文学に興味を持つ人が少なすぎる)
- 「あまりにも」の too:
- too+形容詞 / 副詞
- too+形容詞+a 名詞
- too+much / many / little / few+名詞
「とても」
「~すぎる」という「過剰に」のニュアンスはなく、very と同じく、単に「とても」という強調で使うこともあります。very のほうが一般的ですが、否定文では、not too~(あまり~ではない)がよく用いられます。
- You're too kind.
(あなたはとても親切だ) - She was not too pleased with the results.
(彼女はその結果にあまり満足していなかった) - I'm just going out — I won't be too long.
(出かけるところだから、そんなに長くはかからない)
only too の用法
very(とても)の意味では、only too でもOKです。
- “Would you like to make a donation?” “I'd be only too pleased.”
(「寄付をしますか?」「喜んで」) - Lenders were, at the time, only too willing to provide loans.
(当時、金融業者は融資にとても積極的だった) - If you did need a lift, I'm sure Ollie would be only too glad to help.
(助けが必要なら、オリーが喜んで手伝うと思う)
「確かに、本当に」
相手が否定的なことを言った際に、強い肯定の気持ちを込めて、too と言ったりします。これは indeed(確かに、本当に)の意味です。アメリカ英語の会話表現で、特に、怒りや驚きを強調したい時や、命令する時などに使われます。
- You will too do it!
(きみはそれをするんだ!) - “I'm not going to school today.” “You are too!”
(「ぼく今日は学校へ行かない」「行くのよ!」)
この too の使い方は、いわば、ゴリ押しの too です。
(引用・参照元: Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, LDOCE)
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