I like my coffee like I like my women は何を意味する？

　 　

コーヒーのような女性

発祥元はどこか分からないものの、こんな言い回しがあります。

2番目の like は「～と同じように」という接続詞。in the same way as と同じです。

好きなタイプの女性を、ジョークとしてコーヒーに例えています。二つのまったく違うものを対比させて、共通点を挙げるというもの。

coffee と women のたとえが一般的ですが、I like my A like I like my B の形で応用可能です。「AとかけてBと解く。その心は」のような感じ。

上記は、イギリスの政治家ポール・ハウエル氏（Paul Howell）の言葉。strong は「強い」の他に「（味が）濃い」の意味でも使われます。

他にも、bitter（苦い / 冷酷な）や hot（温かい / 魅力的な）、sweet（甘い / 優しい）などはよく見るオチです。

　

how do you like～? の2つの用法

こちらは、“I like my coffee like I like my women” のコメディの短いワンシーンです。

how do you like～? は「～はどうですか」と意見を問う場合と、コーヒーや紅茶などを「～はどんなふうにしますか」と飲み方を尋ねる場合があります。ミルクや砂糖はどうするのか、濃くするか薄くするか、など。

飲み方を聞く時は、こんなふうによく your を付けます。

女性は、ミルクや砂糖を入れるかどうかを尋ねているものの、少年は文字通り「どのようにコーヒーが好きなのか？」ととらえて返事をします。

　 　

おい、少年。

戸惑いつつも、少年に合わせて会話を続ける大人な女性。

　

文法的には What does that mean? が正しいけれど、ネイティブはよく What is（または、What's） that mean? という言い方をします。口語的にそうなったようです。

　

意味が分からないまま使うのはキケンです。

　　

（引用・参照元： Merriam-Webster, Cambridge Dictionary）