〇-word の便利用法
N-word といえば?
n-word というのは「Nで始まる語」のことです。通例、the n-word のように、the を付けて使います。具体的には、nigger、negro(「黒人」の侮蔑的な呼び方)など、あまり口にしてはよろしくない言葉を指します。
ちなみに、放送禁止用語は4文字のものが多いので、four-letter word と言われたりしますね。
映画『ラッシュアワー3』に、こんな台詞があります。
- シスター Well, he used the N-word.
(彼は、Nで始まる語を使いました)
これに対し、放送禁止用語を言い掛けたカーターに、リーが “she's a nun.”(彼女は修道女だ)と告げます。神に仕える女性の前で、そういう下品な言葉は使うな、という忠告です。そこから、カーターによる 〇-word が炸裂。
- カーター Sister, You tell this piece of S-word, that I will personally F-word him up.
(シスター、このSワード野郎に、俺が個人的にFにすると伝えてくれ)
f-word が fuck なのは、多分一般的な認識です。S-word という言い方が普通なのか分からないけれど、S は shit でしょう。a piece of shit は卑俗語で「くそ」。
本来なら、「このクソ野郎に、俺が個人的にぶっつぶすと伝えてくれ」といったところ。さらに、頭文字の掛け合いは続きます。
- カーター You tell him that his mama's an H.
(お前の母親は、Hで始まるやつだと言ってくれ)
- リー Carter, I believe whore is spelled with a W.
(カーター、娼婦のスペルはWだ)
whore(売春婦)の発音は「ホー」[hɔ'ːr] ですが、スペルはHでなくWで始まります。リーはそのことを指摘しました。
「お前の母さん売春婦」とは、相手を貶める言い回しなのでしょうか。子供のケンカで言う「お前の母さんデベソ」と同じようなもの?
- シスター This time he called this gentleman a word that means cat and another word that rhymes with maggot.
(今度は、この紳士を、「ネコ」を意味する言葉と「ウジ虫」と韻を踏んだ別の言葉で呼びました)
この台詞は難解です。maggot(ウジ虫)と韻を踏んでいるということなので、おそらく「別の語」というのは、faggot(束ねた物、スラングで「ホモ」の差別語)のことかと思われます。
「ネコ」はゲイの受け側の人を示す隠語です。なぜ「ネコ」かと言うと、pussycat(ネコ、スラングで「女性器」)から来ているとか。
- リー What? Well, you can tell him he's an A. W.
(何だと? そいつにA. Wだと言ってくれ)
- カーター Lee, hole is spelled with an H.
(リー、ホールのスペルはHだ)
今度は、リーのスペル間違いをカーターが正しました。リーが意味したのは、asshole(尻の穴)。hole の最初の文字は、WでなくH。A-hole と略されたりもするようです。
(引用・参照元: IMDb)
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