if の用法
as long as(~する限り)の意味
- I don't want anything else if you're here with me.
(あなたがいれば、他に何もいらない)
<as long as>
- I don't want anything else as long as you're here with me.
(あなたがいれば、他に何もいらない)
「あなたがいるだけでいい」なんていう台詞は純愛です。ロマンです。
if は「もし~ならば」という「仮定」で、as long as は「条件」や「期間」を表し、「~する限り」「~する間はずっと」。上のような例文では、if を as long as で置き換えても、それほど変わりません。
when(~する時は)の意味
また、when(~する時)や whenever(~する時はいつも)と同じような意味でも使われます。when や whenever は「時」を表す語ですが、「仮定」や「条件」に近い使い方もします。
- If metal gets hot it expands.
(金属は熱くなると膨張する)
<when>
- When metal gets hot it expands.
(金属は熱くなると膨張する)
- She glares at me if I go near her desk.
(私が彼女のデスクに近づくと彼女は私を睨む)
<whenever>
- She glares at me whenever I go near her desk.
(私が彼女のデスクに近づくといつも彼女は私を睨む)
even if(たとえ~でも)の意味
if は「~だけれど」「たとえ~でも」という、though や even if の意味の時もあります。「そうだとしても、それほど重要ではない」というニュアンス。
- If there was any disappointment it was probably temporary.
(失望があっても、おそらく一時的なものだった) - I wouldn't work for them if they paid me twice my current salary.
(現在の給料の2倍支払われても、彼らのためには働かない)
if not の用法
通常、if not は「もし~でなければ」です。「前に述べた内容が、not の場合には」の意味で、主語や動詞は省略されます。
- Do you want that cake? If not, I'll have it.
(そのケーキ欲しい? いらないなら私が食べる)
If not = If you don't want that cake - I'll go if you're going. If not, I'd rather stay at home.
(あなたが行くなら行く。そうでないなら、家にいたい)
If not = If you're not going
ところが中には、「もし~でなければ」と訳せないものもあったりします。if は「たとえ~でも」の意味にもなるため、この場合の if not は「たとえ~でなくても」です。
- The board was encouraged, if not convinced, by the budgetary projections.
(理事会は予算予測に納得はしないまでも、勇気づけられた) - This job will be difficult, if not impossible.
(不可能ではないにせよ、この仕事は難しいだろう) - They cost thousands if not millions of pounds to build.
(作るのに数百万ポンドではないとしても、数千ポンドはかかる)
副詞節か名詞節か
if という語は結構くせ者で、時に曖昧さを招きます。たとえば、
- Let her know if he loves her.
これは、2通りの解釈ができます。「彼が愛しているなら、彼女に知らせよう」と「彼が愛しているかどうか、彼女に知らせよう」。前者は if 以下が副詞節で、後者は名詞節です。
- if:
- <副詞節> もし~なら
- <名詞節> ~かどうか
どちらの意味なのか、日常会話なら前後関係から判断できるとしても、この1文だけではまったく分かりません。解説策として、「もし~なら」なら、if節を前に持って来る、「~かどうか」なら、if でなく whether を使えばOKです。
- 「もし~なら」の場合 “If he loves her, let her know.” にする
- 「~かどうか」の場合 “Let her know whether he loves her.” にする
if の時制
if(もし~)は、現在・過去・未来のすべてを表せます。
未来のことを言う場合
「もし~なら」と未来のことを言う時、if節の中の動詞に will は付きません。if節は現在形にして、will が付くのは、主節のほうだけです。
- If you make a mistake, you will have to start again.
(もし失敗したら、もう一度始めなければならない)
現在・過去のことを言う場合
現在や過去のことを言う場合、「事実に反すること」なら仮定法、単なる「仮定」なら直接法です。過去のことを言う直接法では、最初に挙げたように、if は when の意味ととらえてください。
- 直接法:
- <現在のこと>
もしAなら(Aかどうかは不確かで分からない) 現在形 - <過去のこと>
もしAの時は(when と同じ意味、「Aだった時は」) 過去形
- <現在のこと>
- 仮定法:
- <現在のこと>
もしAなら(実際はAでないが、Aだと仮定すると) 仮定法過去形 - <過去のこと>
もしAだったなら(実際はAではなかったが、Aだったと仮定すると) 仮定法過去完了形
- <現在のこと>
<直接法の過去>
- If it was sunny, we ate outside.
(晴れていれば外で食事をした)
when it was sunny(晴れていた時は)と同じ
<仮定法の過去>
- If it had been sunny, we would have eaten outside.
(晴れていれば外で食事をしたのに)
実際は晴れていなかったので、外で食べなかった
(引用・参照元: Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, Collins dictionaries)
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