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洋画イメージ
   

red herring(気をそらすもの)

Now you listen to me, I'm an advertising man, not a red herring.

「聞いてくれ、ぼくは広告業者であって、おとりじゃない」North by Northwest(1959)

意味

red herring:「気をそらすもの」

 

red herring は、赤色の薫製のニシンですが、比ゆ的に「おとり」や「注意を他へそらすもの」「陽動に使用されるもの」といったニュアンスです。日本語にしようと思うと、訳し方が難しいですね。

throw a red herring は「燻製ニシンを投げる」、そこから「意図的に相手の気をそらす」

また、推理小説において、「レッドへリング」は偽の情報を与えてそちらに注意を向けさせ、真実を隠す手法を意味します。

  • He deliberately threw a red herring into the conversation.
    (彼はわざと関係ない事を言って話をそらした)
  • The mystery writer is known for introducing red herrings.
    (そのミステリー作家は、レッドヘリングの導入で知られる)
  • The detectives were following a red herring, but they're on the right track now.
    (刑事たちはおとりを追っていたが、今は正しい道を進んでいる)
  • The situation in French agriculture is just a red herring.
    (フランス農業の状況はただの目くらましだ)
 

red herring の由来

 

1674年にイギリス人のニコラス・コックスによって出版された本の中で、猟犬が匂いを追うのに赤ニシンを使う描写がありました。

薫製のニシンは強烈な匂いのため、猟犬の訓練に使ったり、追っ手から追跡をそらすために用いたことに由来する、とされていましたが、どうやら実際は、そのように赤いニシンが使われたことはないそう。

ずっと後に、イギリスの論客ウィリアム・コベットが、猟犬と燻製ニシンの話を挙げたことで、そういった説が一般に広まったようです。

コベット氏は、ミステリー小説などで意図的に読み手にミスリーディングさせる手法を「レッドヘリング」と説明し、それ以降「重要な事柄から注意をそらすもの」という意味で定着しました。

『北北西に進路を取れ』
  • 監督:アルフレッド・ヒッチコック
  • 出演:ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン 他

ヒッチコック監督の名作。広告会社に勤める平凡な男が、敵のスパイに間違われトラブルに巻き込まれる。

「北北西」の英語は、実際は North by NorthWest ではなく、North-NorthWest です。

Prime Videoで『北北西に進路を取れ』(字幕版)を見る

(引用・参照元: IMDb, Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Collins Dictionary, Cambridge Dictionary, LDOCE, Wikipedia)

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