not give a damn(構わない)
You understand but you don't give a damn? Is that it?
「きみは理解していても、まったく気にしてない。そうだろ?」Frantic(1988)
not give a damn:「構わない」
not give / care a damn は「構わない」「まったく気にしない」の意味ですが、damn は「畜生」といった罵りのスラングなので、若干失礼な言い方です。
- He doesn't give a damn about anybody except himself.
(彼は自分のこと以外、誰のことも気に掛けない) - Do whatever you want, I don't give a damn.
(好きなようにしなさい。私の知った事ではない)
not give a damn の由来
not give a damn のイディオムは、映画『風と共に去りぬ』で有名になりました。なぜその意味で使われたのか、由来についてはいろいろな説があります。
一説によると、not give a damn の damn はもともとはインドで使われていた硬貨 dam から来ていて、「a dam さえ与えない」つまり「一銭も払わない(ほど価値がない)」のように使われたとか。
「一銭の価値もない」、そこから「関心がない」「まったく気にしない」に転じたようです。
not give a damn の類似表現
同様の表現は色々あり、a damn の他に、a fig(イチジク)、a hoot(「(ホーホーという)フクロウの鳴き声」「大きな笑い声や叫び」)などを続けても一緒です。not give a fig、not give a hoot / two hoots など。
give の後に来る語は「まったく価値のないもの」や「軽蔑すべきもの」です。イチジクは、1400年頃から「無価値なもの」を示すようになったそう。not give a fig は今ではあまり使われません。
どうして、それが無価値なの? と言いたい部分もあるけれど、とりあえずその気持ちは脇に置いておきましょう。
- They can say what they like. I don't give a fig.
(好きに言えばいい。私はまったく気にしない) - I don't care two hoots about having money, as long as I'm happy.
(幸せである限り、お金があるかはどうでもいい)
もっと言えば、not give a shit / fuck は「知ったことじゃない」という強いニュアンスの卑俗語。この言い方は避けて、別の語を使うほうがいいですね。
- I don't give a shit what he thinks.
(彼が何を考えているか知った事じゃない)
『フランティック』
- 監督:ロマン・ポランスキー
- 出演:ハリソン・フォード、エマニュエル・セニエ、ベティ・バックリー 他
タイトルの frantic は「取り乱した」「狂乱した」という形容詞。国外に旅行中に家族が失踪してしまうストーリーは、本当に怖い。もし実際に遭遇したら、トラウマになって二度と旅行に行けなくなるかも。
(引用・参照元: IMDb, The Idioms, Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, LDOCE, Cambridge Dictionary, The Phrase Finder, Wikitionary, Collins Dictionary, Quara)
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