hit a bad patch(不運な時期だ)
He hit a bad patch. We all hit bad patches, don't we?
「彼は調子が悪い時期だった。俺たちみんなそうだろ」The Fan(1996)
hit a bad patch:「不運な時期だ」
patch は「継ぎ当て」「布片」「一区画」など、さまざまな小さな一片を言います。
口語では「時間の一片」、すなわち「しばらくの時」の意味もあり、たいてい困難だったり不幸な時期を表します。a bad patch(調子が悪い時)、difficult patch(困難な時)、sticky patch(厄介な時)といった形容詞が付くことが多いです。
また、a patch of poor health(病気がちの時)、a patch of bad luck(ついていない時)のように、a patch of の形になったりもします。
- Their business hit a sticky patch last year.
(彼らの会社は去年大変な時期だった) - We've struck a bad patch in our marriage.
(私たちは結婚生活で悪い時期を迎えている) - We did have a patch of bad luck, but we're through it now.
(まったく不運な時期だったが、今は切り抜けている)
よく go through(経験する)、have、hit などの動詞と一緒に用いられますが、この映画は野球がテーマなので、特に hit がぴったりです。
hit は「打つ」「撃つ」の他、口語で「(困難を)経験する」の意味があり、この用法では他動詞になります。
- We seem to have hit a problem.
(問題が発生したようだ) - Everything was going well but then we hit trouble.
(すべてが順調に進んでいたが、その後トラブルに見舞われた)
purple patch(幸運な時期)
しんどい時期ではなく、逆に「成功したり幸運な時期」なら、purple patch です。これは主にイギリス英語。
- He was enjoying a purple patch and scored 11 goals in 14 games.
(彼は幸運を享受していて、14試合で11ゴール決めた) - The team hit a purple patch and scored three quick goals to tie the game.
(チームは良い時期を迎え、同点に追いつくための素早い3ゴールを決めた) - We had few lean years, but our business is finally in a purple patch now.
(何年か低迷した時期もあったが、今はようやくビジネスが軌道に乗っている)
purple patch の由来
purple patch は、もともと purple passage(きらびやかな章句)、purple prose(装飾過剰な文体)とも呼ばれ、「派手な文章」を意味したそう。20世紀になってから、文章だけでなく、いろいろなものにたいして使われるようになったようです。
紫は、高貴さやきらびやかさを示す色として使われています。日本語と似ていますね。
『ザ・ファン』
- 監督:トニー・スコット
- 出演:ロバート・デ・ニーロ、ウェズリー・スナイプス、エレン・バーキン 他
熱狂的なファンが狂信的なストーカーと化し、遂に犯罪にまで手を染める。狂気に落ちて行く様が怖い。
(引用・参照元: IMDb, Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, The Phrase Finder)
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