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洋画イメージ
   

fair game(格好の標的)

She's fair game, Joe. It's always open season on princesses.

「彼女は格好の標的だ、ジョー。王女はいつも批判にさられている」Roman Holiday(1953)

意味

fair game:「格好の標的」「いいカモ」

 

fair にはいろいろ意味があり、ここでは「公正な」「公平な」ではなく、「適正な」「適切な」の意味です。

 

「公平な」か「適切な」か

 

「公平」は「すべてを平等に、規則や法律に従って扱うこと」。

「適切」とあまり変わらない気もしますが、「適切」のほうは「それにふさわしい」「特定の状況において許容できる」「妥当な」の意味です。公平でも平等でもなく、むしろ不平等な場合が多いかもしれません。

以下に、「適切な」の意味の例文を挙げてみましたが、正直前後関係が分からないと、「公平な」でも「適切な」でもどちらの意味にも取れてしまいます。

e. g.

a fair price「適正な価格」、a fair result「妥当な結果」、fair warning「適正な警告」

「適切な」の fair

  • It's not fair on the students to keep changing the timetable.
    (時間割を何度も変更するのは学生にとって適切ではない)
  • Was it really fair to him to ask him to do all the work?
    (彼にすべての仕事を頼むのは、本当に適切だったのか?)
 

「獲物」の game

 

game は「狩猟対象の動物」。game の語源は、amusement(娯楽)や fun(楽しみ)なので、「狩られる動物」の意味もそういったことなのかもしれません。

fair game は「公正なゲーム」の他に、「嘲笑や攻撃の正当な対象」つまり「適正な獲物」「格好の標的」を意味します。「獲物」の意味に fair という語が付いているのが、なんともモヤモヤしますね。

また、上の台詞にある open season は「(狩猟の)解禁期」で、比ゆ的に「批判や不当な扱いを受ける時期」を表します。fair game とあわせて、狩猟に関する言葉です。

  • The younger teachers were considered fair game by most of the kids.
    (若い教師は、ほとんどの子供たちから格好の標的だと思われていた)
  • If you're playing football with us, then you're fair game to get tackled.
    (私たちとフットボールをするなら、あなたはタックルされる格好の標的だ)
  • Journalists always regard movie stars as fair game.
    (ジャーナリストは常に映画スターを格好の獲物とみなしている)

fair game は数えられない名詞のため、単数の a や複数の -s は付きません。

fair gameのイメージ
『ローマの休日』
  • 監督:ウィリアム・ワイラー
  • 出演:グレゴリー・ペック、オードリー・ヘプバーン、エディ・アルバート 他

ローマを訪問していた某国の王女は滞在先からひそかに抜け出し、アメリカ人の新聞記者と出会う。時代が変わっても廃れない名作。

Prime Videoで『ローマの休日』(字幕版)を見る

(引用・参照元: IMDb, Oxford Learner's Dictionaries, The Free Dictionary, Cambridge Dictionary, Collins dictionary)

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