当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

アリスイメージ
 

カレーパングランプリ歴代最多金賞受賞!大人気の【牛肉ゴロゴロカレーパン】
サクサクでカリッとしたパン生地とゴロゴロお肉のハーモニーが絶品

低糖質パン・スイーツ【フスボン】
低糖質、高タンパク、高食物繊維。パンもスイーツもおいしい

ご家庭で楽しむ冷凍ピザ【森山ナポリ】
オーブンレンジで、本格窯焼きピザが簡単に食べられる。種類が豊富

1. クロッケーの試合で

 

顔だけのチェシャ猫

 

不思議の国のアリス Chap.Ⅷ

 

第1章で、アリスは花壇や泉のある美しい庭を見つけ、行きたいと思いつつ行き損ねるのですが、その庭が登場します。庭はトランプたちのお城にありました。ここ第8章で、伏線を回収。

spot cards(数札)においては、スペードは庭師、クラブは兵士、ダイヤは廷臣、ハートは10人の王室の子供たち。court cards(絵札)は王宮の人々。「絵札」は、英では court card、米では face card です。

城ではクロッケーが行われています。そこへ、顔だけ現われてにやにや笑いを浮かべるチェシャ猫。

 
アリス Alice

A cat may look at a king. I've read that in some book, but I don't remember where.

猫も王様を見ていい。どこかの本でそう読みました。どこなのか覚えてないけど

 

“A cat may look at a king” はイギリスのことわざで、「身分が低い人にも権利はある」という意味です。

女王はチェシャ猫に対しても、お決まりの “Off with his head !”(首を切れ)の命令を飛ばすものの、胴体がないので executioner(死刑執行人)も首が切れません。

どうにかしないと全員の首を切る、と女王が無茶苦茶を言い出し、アリスが助け舟を出します。

 
アリス Alice

It belongs to the Duchess; you'd better ask her about it.

公爵夫人の飼い猫なので、公爵夫人に聞いた方がいいです

 

2. 再登場した公爵夫人

 

コショウと気分の関係

 

不思議の国のアリス Chap.Ⅸ

 

第6章で、公爵夫人に城からクロッケーの招待状が届くくだりがありました。ヒステリックだった公爵夫人は、城では穏やかです。野蛮だったのは、キッチンに充満していたコショウのせいだろう、とアリスは考えます。

 
アリス Alice

Maybe it's always pepper that makes people hot-tempered, and vinegar that makes them sour ― and camomile that makes them bitter ― and ― and barley-sugar and such things make children sweet-tempered.

たぶん、いつもコショウのせいでみんなカッカするんだわ。酢のせいで不機嫌になるし、カモミールで冷淡になるし、あと、大麦糖なんかで子供たちは優しくなる

 

hot、sour、bitter、sweet などの語は、味だけでなく、気分や性質も意味します。カモミールは、ビクトリア朝時代のイギリスでは、非常に苦い薬として使われていたそう。

「味」と「気分」の意味
 

公爵夫人の言葉遊び

 
公爵夫人 the Duchess

Take care of the sense, and the sounds will take care of themselves.

意味を大事にすれば、音がおのずと出てくる

 

公爵夫人のこの文言は、時に、散文や詩を書く際の規範として引用されたりもするとか。

一見含蓄深く聞こえるけれど、実は英国のことわざ “Take care of the pence and the pounds will take care of thenselves.”(小銭を大事にすれば、大金がおのずと集まる)を巧妙に言い換えただけ。

また、クロッケーの木槌代わりにされていたフラミンゴを見て、公爵夫人が言います。

 
公爵夫人 the Duchess

Very true, flamigoes and mustard both bite.

その通り。フラミンゴとからしは、どちらも噛みつく

bite を「噛む」と訳すと意味不明になりますが、ピリッと刺激する、という意味でも使われます。

ポイント

bite:「噛む」「(良くない、不愉快な)作用がある」

 

偽ウミガメに会う

 

ハートの女王が「首を切れ」を連発した結果、参加者たちがみな拘留されてしまい、とうとうクロッケーは中止に。女王は、アリスに偽ウミガメの話を振ってきます。偽ウミガメとはどんなものかというと、

 
ハートの女王 the Queen

It's the thing Mock Turtle Soup is made from.

偽ウミガメのスープの材料です

 

本物のアオウミガメのスープではなく、子牛の肉などを使った、手頃な mock turtle soup(偽のタートルスープ)なるものがイギリスにあるそうです。別の食材を使って、それっぽく似せた代替品。

mock(偽物の)は Turtle Soup 全体を修飾するのが本当。それを、女王は mock を Turtle の方に付けて言っています。挿絵を見ると、確かに偽物のウミガメで、頭部と後ろのひづめ、さらに尻尾が子牛です。

             
グリフォンと偽ウミガメ
 

偽ウミガメの学校の話

 

女王に連れられ、アリスはグリフォンと偽ウミガメに会い、そこで彼らが通った学校の話を聞きます。gryphon(または griffin )は、Oxford's Trinity College(オックスフォード大学トリニティ・カレッジ)の紋章。学校は、Oxford の風刺です。

 
偽ウミガメ the Mock Turtle

When we were little, we went to school in the sea. The master was an old Turtle ― we used to call him Tortoise

子供の頃、海で学校に通ったんだ。先生は年取ったウミガメで、その先生のことを陸ガメと呼んだものさ

これに対し、tortoise(陸ガメ)ではないのに、どうして tortoise なのか、とアリスはもっともな質問をします。

ポイント

turtle:「ウミガメ」、tortoise:「陸ガメ」

偽ウミガメ the Mock Turtle

We called him Tortoise because he taught us,

先生を陸ガメと呼んだのは、教えてくれた人だからだ

 

発音が似ている tortoise [tɔ́rtəs] と taught us [tɔt ʌ́s] を掛けたシャレ。そして、自分も学校に通ったことがある、と言うアリス。

 
偽ウミガメ the Mock Turtle

With extras?

課外授業もあった?

アリス Alice

Yes, we learned French and music.

ええ、フランス語と音楽を学んだの

 
偽ウミガメ the Mock Turtle

And washing?

洗濯もあった?

アリス Alice

Certainly not !

もちろん、ないわ!

  

寄宿学校では、よく請求書の最後に “French, music and washingextra”(フランス語と音楽と洗濯は、別料金)という文言が記されていました。洗濯は課外授業ではないけれど、有料で学校にやってもらえた様子。

一方、偽ウミガメの方は、正規過程のみ受けたとのこと。この科目名がダジャレになっていて、そのまま訳しても意味が通じません。

偽ウミガメが習った科目
 

uglification(醜くすること)なんて聞いたことない、とアリスが言うように、この語は載っていない辞書が多いです。動詞の uglify(醜くする)は、載っているものもあり。反対語の beautify(美しくする)は、動詞も名詞(beautification)も載ってます。

さらに、授業時間について、偽ウミガメは、最初の日は10時間、次の日は9時間、と毎日1時間ずつ短くなったと話します。

 
グリフォン the Gryphon

That's the reason they're called lessons, because they lessen from day to day.

だから、レッスンて言うんだ。日に日に減っていくから

 

lesson(授業)と lessen(減少する)は発音が同じ同音異義語です。グリフォンと偽ウミガメは同窓生で、こんな風にグリフォンがちょこちょこと口を挟んできます。

Voice By ondoku3.com

<引用・参照元> The Annotated Alice

infoQ

紹介された人もポイントが付く
一番ポイントがたまりやすく、1P=1円で還元率もいい

低糖質パン【フスボン】
低糖質、高タンパク、高食物繊維な、おいしいパンとスイーツ