1. 色の意味は英語と日本語で違う?
blue は青か緑か
色を使った表現は多く、「青」は、しばしば未熟さを表す色として用いられます。たとえば、「青春」「青田買い」「青二才」など。
ただ、日本語の「青」という表現は微妙で、実際の色としては blue でなく green だったりします。「信号機は青信号でなく、緑信号というべきでは」という青緑論争は、昔から繰り広げられてきました。
英語では、「青信号」はちゃんと green light です。
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色を使った表現は多く、「青」は、しばしば未熟さを表す色として用いられます。たとえば、「青春」「青田買い」「青二才」など。
ただ、日本語の「青」という表現は微妙で、実際の色としては blue でなく green だったりします。「信号機は青信号でなく、緑信号というべきでは」という青緑論争は、昔から繰り広げられてきました。
英語では、「青信号」はちゃんと green light です。
光の三原色「赤・青・緑」のうち、まず「赤」から見ていきます。
red は頭に血がのぼった状態、「怒り」「羞恥」などをしばしば連想させます。go / turn red(赤面する)は、怒りや羞恥で顔が赤くなった状態です。
see red の直訳は「赤を見る」。「我を忘れるほどの怒りが湧く」の意味です。
イディオムの語源ははっきりしません。闘牛士が赤い布を振って牛を興奮させることに由来する、とも言われますが、実際牛は色が見えないため、布の赤色に反応するわけでなく、布の揺れに反応するのだそう。
この表現は、赤が「怒り」を連想させることに関連している、という説が有力です。
red mist の直訳は「赤い霧」。正常な判断ができないような「極度の怒りや興奮状態」を示します。主にイギリス英語で、単数形で使われます。
green は「若くて未熟な」というニュアンス。蔑むというより、「フレッシュな」「元気な」といった感じ。また、「(吐きそうで)体調が悪い」の意味でも使います。植物や環境保護に関連した用法もありますね。
これは、実際にバナナを買うことを言ってるのではなく、比喩表現のイディオムです。青いバナナは熟れるまで待たないといけないので買わない、つまり、「利益や成果が出るのに時間がかかるものには手を出さない」 という意味です。
高齢のため、今更新しいことに着手するのは無理、と言いたい時などによく使われます。
blue は、たくさんの意味があるものの、「(寒さで)青ざめた」や「憂鬱な」のような、どちらかというとネガティブな意味で使われることが多いです。
blue in the face は、怒りや緊張、その他の大きな努力で疲れ果てた状態です。until+主語+be動詞 blue in the face で「くたくたになるまで」の形でよく用いられます。
vanish(突然消える)や disappear(消え失せる)などの動詞を伴って「跡形もなく消える」という使い方です。
語源ははっきりしませんが、into the blue の the blue は「天空」を連想させます。「空のかなたへ」「誰も知らない遥か遠くへ」といったニュアンスでしょう。
out of the blue は「予期せず」「思いがけず」。out of a clear blue sky(晴れた青空から)が短くなったフレーズとされます。空から突然何かが落ちて来るイメージです。
また、a bolt from the blue というイディオムがあり、直訳すれば「青空からの稲妻」。この bolt は bolt of lightning(稲妻)の意味で、日本語の「青天の霹靂」そのままですね。
scream blue murder(金切り声を上げる)というイディオムがありますが、blue murder は、少し趣の違うフレーズです。直訳すると「青い殺人」。
blue murder は一体どこから来たのでしょう?
一説には、フランス語の morbleu(「ちくしょう」という罵り言葉)から来たと言われます。これは、Goddamnit / God damn it のような語です。
morbleu は mort bleu(青い死)が転じたもので、bleu(青い)は Dieu(神)の婉曲表現。すなわち、mort bleu(青い死)は、mort Dieu(神の死)を暗示します。
これが英語に移り、blue murder になったのかもしれません。
動詞は scream(叫び声を上げる)の他、cry(叫ぶ)/ shout(叫ぶ)などでもOKです。この場合の blue murder は、「恐怖や怒りなどで上げる大音量の叫び声」のこと。
アメリカ英語では、同じ意味で scream bloody murder という言い方もします。bloody murder(血まみれの殺人)なんて物騒な言葉です。
get away with の(3)の用法で考えると、get away with murder は「殺人の罰を免れる」。これが「好き勝手をする」という意味に変わったようです。
blue は省略されることが多いかもしれません。ただ、blue が付いた get away with blue murder の由来について面白い説があります。
blue blood は「(高貴な血筋の)貴族」のことなので、blue murder は、貴族を殺すこと、と解釈できます。
貴族を殺せば、平民を殺すより遥かに逃げ切るのが難しく、罰されず免れるのは非常にまれな幸運です。そこから「何をしても、とがめられない(罰されない)」、すなわち「好き勝手をする」という意味になったというもの。
他に、blue は blue funk(落ち込み)、blue blazes(地獄)のように、特に意味がない強意として用いられるため、blue murder もそういった強調表現ではないか、とも考えられています。
付け加えておくと、このフレーズを文字通り「殺人の罰を免れる」の意味で使ってももちろん構いません。
black は「不吉な」「険悪な」「悲観的な」などばかりで、よいイメージがほとんどありません。
「黒と青」とは、black-and-blue bruise(青黒いあざ)を指し、打撲で肌が青黒くなった状態のことです。身体的な傷以外に、心の傷でも使えます。
beat~black and blue なら「~をあざになるまで殴る」。
日本語では「白黒」なのに、英語だと「黒白」ですね。in black and white の意味は3つあります。
まさに「白黒つける」の意味です。良いか悪いか、正しいか間違いかをはっきりさせること。動詞はよく see(見る)が来ます。black-and-white とハイフンでつなげば、形容詞「白黒はっきりした」という形容詞。
black and white はインクと紙を表し、「筆記」「印刷」の意味になります。
これは、そのまま白と黒の2色を示します。
(引用・参照元:The Free Dictionary, Oxford Learner's Dictionaries, Cambridge Dictionary, The Phrase Finder, Wiktionary, Fun Trivia)
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