
翻訳家の仕事
その昔、英語の絵本や児童文学の翻訳家に憧れて、翻訳の通信講座を受けていました。
オンラインなどまだなかった頃なので、通信講座は、課題の英文を翻訳して郵送で提出するものでした。解答用紙は添削して返されるんですが、毎回赤ペンでダメ出しされまくり。
課題はだいたい実務翻訳で、これがもう、難しいのなんの。甘く考えてた私は、思い切り打ちのめされました。
ボロボロ状態でなんとか受講期間満了までやったけれど、翻訳ってほんと大変です。
Traduttore, traditore(翻訳者は裏切り者)
これはイタリアの格言です。
誤訳とは行かないまでも、翻訳する際に、どうしても原文通りのニュアンスを伝えるのが難しいため、原文と異なる解釈になってしまうという意味です。
一方、「翻訳は芸術である」とも言われます。原文を正確に訳すだけでなく、その国に合った表現をプラスアルファで加えるのもまた大事ということ。
夏目漱石が英語の「I love you」を、「月が綺麗ですね」と訳した逸話は有名ですね。
また、J・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』も、『ライ麦畑の捕手』というタイトルで翻訳出版された時はあまり売れ行きがよくなかったのに、『ライ麦畑でつかまえて』にしたら、有名になったとか。
翻訳家になるために
翻訳の仕事としては、海外書籍を翻訳する「出版翻訳」や、マニュアルや書類などの「実務翻訳」、映画を翻訳する「映像翻訳」があります。
仕事の募集があるのは、たいてい実務翻訳。これが一番需要があって、収入が得やすい。
出版翻訳や映像翻訳は、プロとしての実績や実力が要求される世界です。
書籍や映像の翻訳は、逐語訳より意訳が必要なので、訳語のセンスが大事だし。現実的な面では、出版翻訳の収入については、買い取りもあるようですが、ほぼほぼ印税。
実際それだけで生活するのは厳しいでしょう。
映像翻訳の場合、洋画の翻訳で英語を日本語に吹き替える際、「台詞回しで役者の口の動きにあった訳語にしないといけない」といった、他の翻訳と違う制約も出てきます。
翻訳講座と仕事の見つけ方
狭き門なのは分かってる。だけど翻訳をやりたい、という方は、やはり講座で学ぶのが一番だと思います。
翻訳はただ訳すだけでは意味がないため、誰かに文章を添削してもらう必要があります。読みやすいか、意味がちゃんと伝わっているか、といったもろもろは、自分では判断できません。
すでに技術がある方は、クラウドソーシングなどで翻訳の仕事を探すこともできますが、翻訳の求人数に対して応募者が圧倒的に多いので受注にこぎつけるのは大変かもしれません。また、詐欺案件や悪質なクライアントも混ざっています。
アルクには、映像翻訳の通信講座があります。受講終了後の試験に合格すれば、仕事も依頼してもらえて、初回受注率100%とのこと。
翻訳の講座は他と比べて割高のため、学習の投資をしても、仕事としてやっていけないと辛いです。仕事に直結するのは、なにより有難いし、安心して学習できますね。
とりあえず、翻訳の仕事を1回こなせば、どんな様子かも分かります。そこからコツをつかんで、継続的に収入を得ていくチャンスです。
映像翻訳Web講座ベーシックコース
フェロー・アカデミー
「実務翻訳」「出版翻訳」「映像翻訳」の3つすべてを扱う翻訳専門校。通学講座と通信講座があるので、時間的余裕がなかったり、遠方で通えないという社会人の方も通信講座でしっかり学べます。資料請求は無料です。
翻訳者ネットワーク「アメリア」
翻訳は孤独な作業なので、こういうネットワークがあると心強い。翻訳に特化した求人情報が豊富で、スキルアップにも役立ちます。有料なのがネックですが、サポート体制や求人数が充実しているので、それだけの価値はあり。資料請求は無料です。
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